斎藤佑樹「1軍で見たいけど2軍にいて欲しい」千葉・鎌ヶ谷市民の複雑

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   日本ハムの斎藤佑樹(22)がきのう(2011年1月11日)、千葉・鎌ヶ谷市にある「勇翔寮」に入った。取材が31社の記者200人、カメラ18台という騒ぎ。集まったファンは300人、 地元だけでなく北海道からも来る大フィーバーだった。

   背広姿で現れた斎藤は、「あらためてプロ野球選手としての1年目が始まるんだと、新鮮な気持ち。一生懸命がんばりたい」と話し、部屋のベランダから顔を見せるなどファンに応えていた。

   鎌ヶ谷市は東京のベッドタウンで、これといった観光スポットもない人口10万の小さな町。レストランでは「ゆうき(有機野菜)弁当」「佑ちゃーはん」などのご祝儀メニューを作って、斎藤にひっかけて「310円」だとか、コロッケや自転車もご祝儀値段など、町の活性化をもくろむ。

   清水聖士市長も「市長選でもこんなに盛り上がらない。寮は周囲に誘惑するような施設、スナックとかもまったくないから、野球には絶好の環境」という。最寄りのコンビニまで600メー トル。きょうから新人合同自主トレが始まるが、午後10時以降は外出禁止だそうだ。

   この寮は2軍用で、1軍の寮は札幌にある。開幕までに斎藤が1軍に上がれば、札幌に行ってしまう。地元ファンも「2軍にずっといてほしいけど、本当は1軍 に行かないとねえ」と複雑な表情だ。

髪に整髪料つけてないのがいい

   司会の加藤浩次が「凄い。寮に入っただけでしょう」とあきれる。「佑ちゃんいまコンビニ に入りましたてなことになるの」

   東大教授のロバート・キャンベルが「春の風を感じる。いまも就活している学生がいっぱいいるが、彼に勇気をもらえるんじゃないか。『早稲田の思い出は全部置いてきました』のひと言にちょっとしびれた」

   キャスターのテリー伊藤「長いこと野球見てるけど、キャンプはともかく、寮に入るだけでこんなの見たことがない。スーパースターの宿命、見られるなかでどれだけ力を発揮できるか。これまでのスーパースターはみんなやってきた」

   加藤「髪に整髪料つけてないのがいい。洗いざらしというか」

   キャンベル「正面から堂々としているところがすごくかっこいい」

   テリー「けがしないでがんばってほしい」

   そう、日本中がそう思ってる。確かにこんなスターいなかったかもねー。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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