<VS嵐~2011年戦い初め 新春!最強王者決定戦」(1月3日・フジテレビ)>年末年始の嵐番組で一番面白かったのがこれ。番組オリジナルの大型ゲームで「嵐」がゲストチームと対戦する番組だけれど、どんでん返し、主役の嵐抜きで番組が進行したりと、ドタバタ振りでおおいに楽しませてくれた。
「全国の皆様、大変申し訳ありません」
年初めは、島田紳助最強軍団チーム(9人)、ドラマ「CONTROL-犯罪心理操作ー」チーム(7人)と対戦。嵐はお正月らしく全ゲームを羽織袴で戦い、その分ハンディがつく。
巨大ピンボール台から転がり落ちてくるボールをキャッチする「ピンボールランナー」で松本潤が苦戦。司令塔の大野智に「指示をもっと早く言ってくんないと」と注文をつけると、「ギリギリでいいと言ったよね」と大野がムッ。もちろん芝居の仲間割れなのだけれど、嵐はこの種のコントがうまい。
巨大ホッケーリンクでパックをリレーしてゴールに入れるゲーム「バウンドホッケー」では、紳助チームの3分の1しか得点できず、黄色信号点滅。「デュアルカーリング」で「やりまーす」と手をあげた櫻井翔が全く振るわず。「最悪、何だこれ」とつぶやくも時すでに遅し。決勝進出を賭けた1戦で、紳助のじらしと妨害で予選敗退。呆然とする嵐に、紳助が「何が悪かったと思う?」と追い打ちをかける。二宮和也は「これといって攻め所がない負け方でしたね」とサクショウをかばう。
サクショウは「決勝戦での嵐の勇姿を楽しみにして下さっていた全国の皆様、大変申し訳ありませんでした。自分でもよく分かっていませんが、大変なことをしてしまったということは、よく分かっています」と平身低頭。
結局、紳助チームがぶっちぎりの強さで優勝。賞金200万円をゲットした。そして、その日一番ダメだった嵐のメンバーを自分たちの多数決で決め、選ばれたメンバーは足元の床が開いて箱の中へ落とされる罰ゲームMDA(モースト・ダメ・アラシ)コーナーへ。「楽しかったよね」と松本、「楽しかったですよ」と二宮。みんなモースト・ダメが誰だかわかっているのにニヤニヤ。これにサクショウがガマンしきれず…、
「はっきり言おうぜ。俺、分かってんだ、優しさとか捨てようぜ。多分さ、多分だよ、いや、確実に俺だ。俺だよ」
真っ逆さまに突き落とされる高所恐怖症のサクショウ。櫻井ファンの「代わってあげたあ~い!」の悲鳴が上がる。でも、一番おいしいところを持ってたのはサクショウじゃないのかな。
知央