大人顔負けのティーンが2人。まずは北海道。きのう行われたスキージャンプのHBC杯で、女子の部で優勝したのが14歳の中学生2年生、高梨沙羅。なんとK点越えどころか、ほとんど平坦部に届いている141メートルを飛んだ。152センチ、42キロ。
男子で優勝した伊東大貴(雪印)の139メー トルをしのぎ、大倉山の新記録、国内女子最長不倒記録でもある。女子では、高校1年16歳の伊藤有希も準決勝で139.5メー トルを飛んで、その時点での新記録だった。
高梨と伊藤の2人は、今月下旬の世界ジュニア選手権の出場者。高梨は「ひざが笑うくらいびっくりした」と言う。父が元ジャンプ選手で、小学2年からジャンプを始め、 兄もジャンパーというスキー一家だ。
キャスターのテリー伊藤「ジャンプ人口が減ってるというのに、嬉しいね」
北海道出身の司会・加藤浩次は「体重が軽い方が飛ぶの?」ととぼけて質問。大竹真アナ「今回は男子より6メートル上からスタートしてます」
2014年のソチ五輪で女子ジャンプが正式種目になるかどうかは来年春に決まる。
こっちも凄い「小5」ブレークダンスCM
さてもう1人、ランドセルのCMでものすごいブレークダンスをやっている子どもをご存じだろうか。あれ、CGではなく、正真正銘の本物なのだそうだ。そこでカメラが訪ねたのは九州・久留米のダンススクール。
湊崎勇樹クン(11)という小学5年生だった。苦もなくCMのダンスをやってみせたのも道理。彼はジュニアで日本一になったダンスユニット「九州男児Jr.」 のメンバーで、ロンドンの世界大会にも出場していた。ユニットのあとの2人は中学1年生だ。
ダンスを始めたのは3歳から。父の裕次さんはプロの競輪選手で、息子2人を育てるシングル・ファーザー。「普通の子ですよ。でも一生懸命やれば結果が出るというのを見せてくれた」という。
毎日4時間の練習で、いまではヘッドスピン、エレベーター、ラビット、上水平という超絶ワザも平気でこなす。CM出演も、数百人のなかから選ばれた。夢は「世界一のダンサーです」
加藤「CM見て凄い子がいるなと気になっていたが、あれだけ努力してるんですね」
渡邊美樹(ワタミCEO)が「逆立ちができないんで、逆立ちできるだけで尊敬する」
これからが楽しみな二人だ。