渋谷センター街が変わった!睨みきかすオヤジ・パトロール隊

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   かつて若者が占拠し悪名を轟かせた渋谷センター街が変わったという。変えたのは無法者に立ち向かう総勢20人のセンター街で働く頑固オヤジたち。「スパモニ」は年の瀬の12月29日(2011年1月7日)、この「渋谷センター街パトロール隊」に密着取材していた。

「1年間ご苦労さまでした。いよいよ年の瀬も最後の3日間になりました」

   小野寿幸大隊長(70)の号令で夜のセンター街のパトロール開始。相変わらず横行する客引きに「いい加減にしろ」と一喝。ドラムセットまで持ち出した路上ゲリラライブの若者たちにも、「こんな所でできるわけがないだろ~」と即撤去を命じる。

   ガードレールに腰かけ酒を飲む外国人男性を注意すると、つばを吐かれ食ってかかられるが、あわや一触即発に事態にも怯まない。

   平均年齢50歳以上、オヤジ中心のパトロール隊が結成されたのは7年前だ。客引き、チラシ配り、路上看板など、無秩序だったセンター街も7年前に比べ95%が排除されたという。増える外国人に対応して、昨年は英語のできる隊員2人による「国際部」も設けた。

   隊員の一人は「われわれの活動は下りのエスカレーターを逆走する発想。一生懸命走らないと元の木阿弥になってしまう」と言い、今後はさらなる活動強化を考えているという。

警視総監賞

   彼らの成果をセンター街を歩く中年男性は、「われわれみたいなオジサンが歩いてもおかしくない所になった」と評価。子供づれの主婦も「遅くならなければ普通に子供づれで歩けるぐらいになった」という。

   司会の赤江珠緒アナが「80年代、90年代に比べ変化の実感はありますかね」とコメンテーター陣に聞く。タレントの松尾貴史は東京・六本木よりずっといい街になったということか、「男でも六本木を歩くのが嫌になりますからね」

   「週刊朝日」編集長の山口一臣「そうそう、センター街も一時そんな雰囲気だった。もうこの歳になると、強引な客引きがいる街には行きたくない。安心してご飯が食べられる街になったのでは」

   パトロール隊の成果が評価され、昨年は警視総監賞を受けた。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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