野田聖子出産「皮膚の色は関係ない。でも、血液型は夫と同じに」

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   野田聖子・元郵政大臣が昨日(2011年1月6日)に都内の病院で無事、男児を出産した。しかし、今回の出産は50歳という超高齢出産で、国内ではまだ認められていない体外受精をアメリカで受けての妊娠。体外受精のあり方に議論が巻き起こりそうだ。今朝の「とくダネ!」は野田の出産までの詳細を追った。

   野田は2004年にそれまで事実上の夫であった鶴保参議院議員と事実婚を解消。その後、7歳年下の飲食店を経営する現在のパートナーと一緒になった。でも、どちらの結婚でも子宝に恵まれず、不妊治療を続け、これまで14回も体外受精を試みていた。

   今回の出産に結びついた最後の体外受精はアメリカで行われ、この時、米国人医師からアジア人だから卵子提供者もアジア人がいいかと問われたが、野田は「皮膚の色も国籍も関係ない。ただ、現在のパートナーと同じ血液型の人にして欲しい」と答えたことを番組では伝えた。

国内での体外受精のあり方

   コラムニストの深澤真紀は「不妊治療も体外受精も、女性にとっては精神的にも肉体的にも相当にキツイことと聞いています。ここまで来るにはいろいろな辛さがあったと思います」と話す。

   野田事務所によれば、切迫早産の恐れがあったため、本来の出産予定日よりも約1か月早い出産になったという。

   メインキャスターの小倉智昭は珍しく大まじめに問題を提起した。

「長年待ち続けたわが子をようやく授かり、本人はとても喜んでいるでしょう。でも、今回のことをきっかけに、国内での体外受精のあり方を、もう一度真剣に議論すべき必要がある」

   他人の卵子と夫の精子の受精卵を自分の子宮に移植する。さて、どこまでそれが許されるのか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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