注目を集めていて、明日(2011年1月8日)から公開される映画「やぎの冒険」。沖縄を舞台に命を食することをテーマにしているが、実はこの映画の監督は14歳、中学2年生の仲村颯悟だ。天才少年監督の素顔は…。
沖縄在住ですでに40作品
仲村は沖縄市在住。8歳のときに長く患っていた父親が不慮の事故で他界。ビデオカメラを手にするようになったのはそれからすぐのことだったという。以来、本格的な映画作りに取り組み、これまで手がけた作品はサスペンス、コメディ、ホラー、友情ドラマと多岐にわたり、すでに40本以上の作品を完成させているという。
さらに、一昨年の2009年、沖縄観光ドラマコンペティションで、「やぎの冒険」のベースとなる短編映画「やぎの散歩」の脚本が13歳にして選ばれ、作品は映画関係者からも高い評価を受けた。
「とくダネ!」の山本麻祐子アナウンサーが仲村の自宅を訪れてインタービューした。
「自分が生まれて育ててくれたこの地、沖縄に最後までこだわりたい」
仲村は熱い思いを語る。芸能デスクの前田忠明も「これだけの感性と才能を持っている監督だから、誰かがきちんと応援して、彼をより本格的な映画作りに取り組ませるべきだ」と語る。
仲村は日本では沖縄の海にしか生息しないジュゴンが登場する次回作を構想していると言う。
メインキャスターの小倉智昭は「今回の作品もそうだが、少年らしいまっすぐな視線でテーマを追っている。次の作品も楽しみだ」
ぜひ映画を見て見たい。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト