英王子結婚記念コイン「ケイト嬢がブス過ぎる」とブーイング

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   今年4月末(2011年)にウイリアム王子とケイト・ミドルトン嬢の結婚式を控え盛り上がる英国。皇室記念コインを1100年以上も作り続けている英王立造幣局もお祝いのコインを作った。

   ところが、コインに刻まれた2人の顔が「似ていない」と英国民の間で大ブーイングが起きていると「スパモニ情報局」コーナーで小木逸平アナが伝えた。

白人を正面から描いた失敗

   コインの表はエリザベス女王で、裏は婚約した2人を並べたデザインだ。しかし、正面を向いたケイト・ミドルトンの彫りの深い顔は、お世辞にも似ているとは言えない。

   英王室専門誌「マジェスティー」のセワード編集長は、「醜い顔になってしまってとても残念だと思う。写真映りが良いのに、どうしてこんな変になったのか理解できません」と不満を漏らす。

   チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚記念コインを手がけたデザイナーも、「ケイトさんの顔はほほのあたりがちょっと重たいですね。あと1週間あったらもっと良い仕事をしてくれたと思う」とやっぱり不満気である。

   デザインは2人がスポーツイベントに出席し、競技場を見つめているときの写真をベースにしたものだというのだが、「なぜこんなデザインに?」という疑問もわく。

   漫画家のやく・みつるがズバリ次のように指摘した。

「白人の方の顔を正面からとらえたのが最大の間違い。正面では鼻の高さを表現しにくい。ギリシャ時代から肖像はみな横ですよね」

   「技術の問題ですよ」と言うのはジャーナリストの鳥越俊太郎。日本では顔を刻んだコインはないが、紙幣には正面を向いた顔が多く、鼻が低くても風格がある。

   制作した王立造幣局は「主観の問題。コインのような小さなものに人の特徴を彫るのは非常に難しい。作り直しはしない」とガンコだ。

   コインは限定1000個の発売で、額面価格は5ポンド(約640円)だが、実際の販売価格は20万円という。日本でも2月上旬からインターネット販売される。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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