年の瀬、今年の締めくくりとあってフィギュアの浅田真央のように頑張る女性、不始末を新年に持ち越したくないとバタバタ動き回る男性など、「スパモニ」はそれぞれの人生模様を追った。
「驚きの結末だ」といの一番に注目したのが歌舞伎界のあの「お騒がせ男」。司会の赤江珠緒アナは「トップニュースの前に驚きの記事が入ってきました」と、「スポーツニッポン」(12月27日付朝刊) が報じた「海老蔵示談成立、リオン容疑者一両日中に釈放」の記事を取り上げた。
それによると、「伊藤リオン容疑者(27)のと間で示談交渉が行われ、すでに示談は成立したとみられる。この動きに合わせるように警視庁の捜査は終了し、一両日中に伊藤容疑者を釈放するもよう」という。
いま一つ歯切れの悪い記事だったが、海老蔵夫婦は26日夕に、謝罪会見後初めて父親・團十郎が運転する車で外出し、帰宅したのは夜11時過ぎ。誰と何を相談したのか。
仕事納めで今週中に処分
森永卓郎(経済アナリスト)「わからないですね、海老蔵さん側からおカネが払われたということでウヤムヤになっちゃうのか」
ただ、森永の発言には誤解があったようで、赤江が「スポニチによると、金銭的なものはなく、海老蔵さんは加害者ではないという立場がとられるのであれば示談…ということのようです」と訂正した。
それでも納得がいかない森永は食い下がる。
「じゃなぜ示談になったのか、不可解な気がする」
示談が事実なら面子丸つぶれなのが、対民暴カリスマ弁護士の異名を持つ深沢直之弁護士。元検事で弁護士の田中喜代重は「警視庁も仕事納めで今週中に処分を決めるでしょうから、雰囲気的には示談の方向なんですけど、深沢さんは『(民暴カリスマ弁護士の)名声が地に落ちる示談はありえない』と言われていただけに、辞任するかもしれないですね」とみる。
最後にジャーナリストの鳥越俊太郎が、「ケンカ両成敗でいいんですよ。大義があるわけじゃなし、こんなもの大騒ぎするようなものでない」と切って捨てた。
大山鳴動したテレビのワイドショーとそれに踊らされた視聴者が騒いだ分だけ馬鹿を見たことか。