金券といえば、カネに似た不変の価値があると思ってしまいがちだが、最近は全国共通文具券や音楽ギフトカードといったメジャーな類を含む各種金券が続々と使用不可となり、払い戻しも短期間で終了――といった事例が相次いでいるそうだ。「朝ズバッ!」が読売新聞記事などをもとに伝えた。
背景にあるのは、4月(2010年)に法律で金券などの発行終了にともなう手続きが明文化されたことらしい。払い戻し期間は最短で2か月でOKとの決まりだという。文具券(年内で使用終了、払い戻し期間:来年1月中旬~3月中旬)などは、その規定を臆面もなく最大限に活用したようだ。
番組の井上貴博アナによれば、消費者や、消費者からのクレーム最前線に立たされるおそれのある小売り店からも、払い戻し期間の短さに不満の声がでているという。
「そりゃ、そうだ。それはよくない」と司会のみのもんたもそうした声に同調する。しかし、自身が相当数保有しているというビール券は大丈夫とわかると、打って変わって「よかったあ」と胸をなで下ろしていた。ただ、「今後、(発行廃止の動きが)広がっていく可能性はある」(井上貴博アナ)ため、あらゆる金券から2か月と目を離すことができない。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト