気象情報会社のウェザーニューズが冬の朝にふとんから出るまでの時間をアンケート調査したという。都道府県別に見る(ことにはたして意味があるのか)と、トップは徳島と宮崎の11分。全国平均は13.3分だった――。
朝、ふとん出る前に思い出して占う
そんなトピックが番組で紹介され、一段落もしようとしていたころ、コメンテイターの元東京地検検事の若狭勝弁護士が「ワタシ、(寝ているときに見る)夢に非常に関心があるんですよ」とやや唐突に言い出した。
人は寝ている間に夢を見てるのだが、起きるとほとんど忘れてしまう。そこで若狭は、ふとんから出る前に夢を思い出すようにしているらしい。そしてその夢を分析する。なんとなれば、夢は自分の心理をあらわしてるので大事なんだそうな。
「みなさんね、ふとんから出る前に夢を思い浮かべて、その日のことをいろいろ占うと――」と若狭。司会のみのもんたのお株を奪うかのように、みなさんに夢占い健康法をオススメしてきそうな勢いだったが、その点はやや不発気味であった。ともかく、夢占いのためには、「ふとんからすぐ出ないほうがいい」。これがトピックとのつながりである。
法律家と夢占い、夢判断の意外な結びつきに、他の出演者はビックリ。本家みのが「すいません、若狭さんってなんのお仕事されてるんですか」とたずねると、若狭は「ああ、夢の分析家です」と答えて、みのはじめスタジオのウケを取っていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト