包丁2本を持ってバスに乗り込み、通学途中の中・高校生14人にケガをさせた茨城県・取手市の通り魔事件。「とくダネ!」は犯人の斎藤勇太の人物像を追った。
レポーターの大村正樹は、8分間に及ぶ犯行は、1年前から計画されていたようだと報告。「幸いにも、被害にあった大半の人は軽傷で、一番重い人でも全治3週間とのことでした」と伝える。
さらに、番組は斎藤の高校時代の卒業文集のアンケートを紹介。ストレスを溜めやすいタイプには第1位で斎藤の名が、事件を起こしやすいタイプでも第4位に斎藤の名があると報じた。
柴門ふみ(漫画家)はアンケートの設問に首を傾げた。
「なんでこんなアンケートを行ったのかわからない。卒業文集はいつまでも残るものだから、本人は傷つくでしょう」
犯人はいずれも20代
メインキャスターの小倉智昭「犯人の斎藤は自分を終わらせたかったと話しているようだが、終わらせるなら自分ひとりで終わらせればいい」
コメンテーターの夏野剛(慶応大学特別講師)も「自分が上手くいかないことを社会のせいや、他人のせいにすることは卑怯なことだ。辛いこともあるだろうが、しっかりと自分と向き合っていく必要がある」と語る。
秋葉原とJR荒川沖。そして、今回の取手通り魔事件といずれも犯人は20代。若者に何が起きているのか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト