<K-1ワールドGP 2010決勝戦(フジテレビ系2010年12月11日夜9時)>フィギュアスケートGPファイナルを見てたんですが、途中からこっちにしました。フィギュアはこれからも見ることができますが、格闘技は先行き暗くて、テレビ生中継が来年以降も続くかどうかわからないと聞いていたからです。たしかにその通りで、試合も選手も魅力がない。今年で18年目といっていましたが、昔日の華やかさはまったくありませんでした。
スター不在、判定勝ち狙い
魅力に欠ける大きな理由はこれぞというスターがいないということでしょうね。魔裟斗や武蔵がいなくなって、日本人がどこまでやるかというハラハラドキドキ感がなくなってしまった。ベスト8には京太郎が残っていたのですが、1回目の対戦であっけなく敗退してしまいました。
こうなると、後は外国選手たちの荒技、スピードが見どころになるわけですが、これがまたチンタラしてるの。思わず「勝ちにいけよ!」と叫びたくなりましたが、本来の殴り合い、蹴り合いでKO勝ちを狙うんじゃなくて、判定に持ち込もうというのがありあり。たしかに、優勝するには1日に3試合に勝たなければならないのですから、ペース配分も重要なのでしょうが、優勝したアリスター・オーフレイムも準決勝、決勝こそKO勝ちでしたが、1回目の対戦は格下相手に手加減したような判定勝ちでした。なんとか上位に食い込んで、12月31日のさいたまアリーナ「Dynamite!!~勇気のチカラ2010~」に呼んで欲しいというのはわかりますが、これではK-1の最強決定戦という看板が泣きます。
ただ、ピーター・アーツのがんばりは見せましたね。40歳のオランダのオッサンで、それでも決勝まで勝ち上ったのですが、もうその時はズタボロで、開始早々にKOされちゃった。まあ、ちょっとしたドラマではあったわけですが、この日一番面白かったのがこれですからね、見ていて興奮しませんよ。
番組の作りもこれまでと同じで、なんの工夫もありませんでした。長嶋一茂がいつものようになぜか解説、藤原紀香が格闘技ファン代表の応援団です。技の解説も要領を得ないし、格闘家たちの作戦や狙いもよくわからない。そこに紀香の「ワーッ、キャー、スゴイ!」。完全に落ち目の番組でした。京太郎は大晦日に出ないのでしょうか。
大晦日 石井と闘え 京太郎