足を組む、2人座れる座席を独り占め、ヘッドフォンからの音漏れ――誰もが不愉快な思いをしたことのある電車内の迷惑行為。日本民営鉄道協会が毎年行っている駅や電車内のマナーアンケートによる「迷惑行為ランキング」(09年度版)を小木逸平アナが取り上げた。
「騒々しい会話」「ヘッドフォン」
腹が立つワースト5は―
1位、騒々しい会話、はしゃぎ回り
2位、ヘッドフォンからの音漏れ
3位、座席の座り方
4位、携帯電話の着信音や通話
5位、駆け込み乗車や出入り口に立つ乗降時のマナー
東ちづる(女優)「シャキ、シャキ、シャキのヘッドフォンの音漏れ。私は勇気をふるってジェスチャーで注意したことがありましたよ」
私鉄各社ではマナーに関するポスターを作って啓蒙したり、座席の色を変えたり、一人分ずつ凹みをつけたりする工夫をしている。
小木が目を止めたのが京王電鉄のポスター。「音漏れに着メロ加わり交響曲」の川柳に、レギュラーコメンテーターのやくみつる(漫画家)のイラストが描かれている。
「10年ぐらいやっています」というやくは、迷惑ぶりの変化を次のように話す。
「10年前は携帯電話の音は問題になっていなかった。むしろ車内の床への座りこみでしたね。今は若い人の方が改善されてきている。携帯電話なんかは年配の人の方が平然と音を鳴らしていますね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト