市川海老蔵事件では、本日(2010年12月16日)行われる予定だった暴走族の元リーダー側の会見が中止になった。元リーダーは海老蔵から暴行的な被害を受けたと主張しているとされるが、被害届はいまだ出していない。
「朝ズバッ!」で事件の解説をつとめたのは、臨時ゲストの大沢孝征弁護士。この番組ではレギュラーコメンテイターではないが、なにかにつけ出演している。
反社会勢力と一切妥協しない
大沢の見立てはこうだ。元リーダー側からは、会見や被害届をカードに持ちつつ、海老蔵側と話をつけたい、おたがいうやむやで終わらしたい意図がくみ取れるが、海老蔵側はまったく乗ってこず、「手詰まり状態で会見を延期した」。
普通は「水面下の交渉」といったことは考えられるが、海老蔵の代理人のタイプ――(対)民暴の弁護士――からいって、まずありえないと大沢は力説する。彼らは反社会勢力との交渉などには断固応じない、一切妥協しない基本理念を持ってるからだそうだ。従って、「海老蔵側が示談交渉に応じる可能性は極めて低い」ということになる。
大沢の口ぶりは、そうした対反社弁護士の潔癖で崇高な方針を支持してるように聞こえた。昨日の番組では、コメンテイターの若狭勝弁護士が一種の現実論(?)として「示談のススメ」を説いたのだが、大沢はそれを意識したのかどうか、若狭的なアドバイスは反社側に妥協的、あるいは利するものだと暗に批判してるようであった。
そんな大沢のコメントを受けた司会のみのもんたは、「今後の展開はどうなるのか。大沢先生の言うとおりになりそうだね」と、大沢説にすっかり感服した様子。なお、昨日は若狭の話に大きく首肯していた様子であった。