海老蔵暴行犯出頭―見え隠れする裏社会と「示談」

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   歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)への傷害容疑で10日(2010年12月)、伊藤リオン容疑者(26)が逮捕された。逮捕状が出て11日目という出頭のタイミングといい、供述の内容といい、何かが変だ。

   伊藤は「自分で一方的に因縁をつけて殴ったわけではない」「頭にきてやっ た」「殴ったことは反省してる」と供述しいるという。しかし、「1人でやった」「(だれと一緒だったかは)言わない」など、仲間をかばっているようで、実際に何があったのかは、いまひとつはっきりしないだ。

   警察がそのまま「そうですか」というはずはないのだが、警視庁はきのうも海老蔵から聴取していることから、海老蔵が手を出した程度が焦点になってもいるようだ。

犯人側弁護士は「相手の出方次第」

   けがをしているという元暴走族のリーダーの弁護士は、被害届を出す用意があると話している。海老蔵が7日の会見で「完全な被害者だ。手は出していない」と主張したことで、相手側も腹を決めたともとれる。弁護士は「相手の出方次第」と示談の可能性をほのめかしている。

   キャスターのテリー伊藤「ここまで長引いてはいいことない。もっと早く手打ちみたいなことになるのかと思っていた」

   たしかに、この間の時間の経過は不可解だ。

   伊藤や暴走族の元リーダーらは、六本木を中心に「活動している」と伝えているが、何の「活動」なのか、どうして西麻布のクラブに頻繁に出入りできるのかは定かでない。「何で食ってるのか」「どこから金が」という問いは、どうやらタブーらしい。そこが見えないから話がさっぱりわからない。

   ここでひと声吠えるはずの司会の加藤浩次の声がなかった。実は加藤、インフルエンザできょうはお休み。先々週はフットサルで骨折して休んだばかりだ。

   「本当についてないです。骨折の次はインフルエンザ、度々ご迷惑をおかけして申しわけありません。皆様もお気をつけください」と加藤はメッセージを寄せたが、テリーは「骨折のあと、がんばりすぎたのかも」

   代役をつとめた蛯原哲アナは「『スッキリ!!』のスタッフ全員がお祓いに行ったほうがいい」

   スタジオは爆笑。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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