無期限の謹慎処分の市川海老蔵――。今朝(2010年12月10日)の「とくダネ!」は休演による影響を探った。まず、警視庁の捜査員が再び海老蔵の事情聴取を行ったことに関連して、元警視庁警視の江藤史郎に話を聞いた。
江藤は「病院での事情聴取には限界がある。これまで捜査当局に海老蔵さんが話していたことと、先日開かれた記者会見での発言とでは食い違いも出ている。暴行した人間との関係やその人数、どこまで覚えていて、どこから覚えていないのかを中心に事情を聞いたのだと思う」と話す。
「声かけていただくうちが華」
では、海老蔵謹慎による歌舞伎界への影響はどうか。来年1月に予定されていた「初春花形歌舞伎」は、坂東玉三郎が代演することに決まった。玉三郎は「お引き受けするときは『大丈夫かな』とも思ったのですが、役者はお声をかけていただくうちが華ですから」と話し、歌舞伎界で玉三郎しかできないといわれる「阿古屋」を掛ける。
芸能レポーターの武藤まき子はこんな解説。
「本来ならば海老蔵さんが公演中は、玉三郎さんは次の2月の博多座公演に向けての準備期間としていました。それが急遽、舞台に立ち、しかも滅多に見ることができない『阿古屋』を演じるのですから、これは超サプライズです」
メインキャスターの小倉智昭「自分の事件によって大先輩の玉三郎さんを舞台に立たせることになってしまった。いま海老蔵さんはこの事態をどう感じているのでしょうか」
海老蔵暴行事件の影響はどこまで広がるのか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト