前田敦子の魅力引き出せない「無理すぎるロボット役」

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   <Q10(日本テレビ系土曜夜9時)>AKBのエースあっちゃんこと前田敦子が、転校生としてやってきたロボット・Q10(キュート)役を演じることで話題となった。キュートの世話役を任された平太(佐藤健)との恋や、周りのクラスメイト達との群像劇。

   佐藤健はじめ、教授(薬師丸ひろ子)や個性的なクラスメイトの演技がなかなかさわやかで良い。とくに、クラスメイトのオタク・中尾(細田よしひこ)が好きな漫画の連載が終わってしまって、「これからどうやって生きていけばいいんですか!」と絶叫するシーンには笑ってしまった。こういうヤツ、たまにいるんだよなぁ。

キュートじゃなくて感動半分

   肝心のドラマについて正直に言うと、もっとあっちゃんを魅力的に見せることができなかったのだろうかと感じてしまう。スカートは長くてダサめ、ロボットだから基本的には無表情。声は加工しているのだろうか、しゃべり方もぎこちなくてちょっと気持ち悪い。ぜんぜんキュートに感じない!

   ロボットだから仕方ないのかもしれないけど、せっかく可愛いんだから、わざわざ魅力をつぶすようことしなくていいのに。この手の物語にありがちな、ロボットが自我に目覚めたりなんて展開になるのかと思っていたが、そうでもなさそう。本業がアイドルだから、普通の役よりはロボット役とかクセのありそうな役をしたほうが、演技力のなさをカバーできるということなのなあ。

   4日の放送では、平太は不思議なクラスメート月子(福田麻由子)からQ10がやって来た理由を聞かさる。その代わりとして、平太はQ10の回収作業を進めようとする月子に言われるままリセットボタンを押してしまう。

   次の最終回、Q10との再会があるに違いないが、平太がQ10のどこらへんに魅力を感じてるのかがイマイチわからなくて、感動も半分になりそう。

てらっち

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