金星探査機「あかつき」周回軌道に乗ったかいまだ不明

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   謎の多いご近所惑星「金星」に向けて旅立った探査機「あかつき」。何か月もかかって、ようやく金星に近づいた。今朝8時(2010年12月7日)の放送では、まもなく逆噴射を行って速度を落とし、うまいこと金星の周回軌道に乗る手筈だということだ。

   地表の平均温度は46度、秒速100mの風が吹くなど、金星の気象は地球とは大きく違っているらしい。あかつきはそれらをつぶさに観察する。

地表は気温46度、風速100メートル

   司会のみのもんたはどうも腑に落ちない様子だった。「100mの風が吹くなら、逆噴射もなにもなく、吹き飛ばされちゃうんじゃないの?」

   これに、「いやいや、(飛ぶのは)もっと高いところだから」と杉尾秀哉TBS解説・専門記者室長があわててご注進。

「あ、着地するわけじゃないんだ。着地するのかと思った。なあんだ!」

   はじめてことの真相を知ったみのはすっかり拍子抜けしたようである。

   杉尾は「いやいや、それがむずかしいんだ。軌道に乗せるのが」と、無邪気なコドモのように不用意な司会者の発言をあわてて打ち消しにかかった。

   たしかにむずかしかったのか、昼近くになっても、あかつきが軌道に乗ったかどうかは確認されていない。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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