マスコミを敵に回した
司会の赤江珠緒が「人件費が23億円に対し税収は18億円。これでは市財政は回っていかないと思いますがね」と口火を切った。
これにジャーナリストの鳥越俊太郎が次のように話す。
「この問題は、阿久根市だけでなく全国どこでもある。もともと公務員給与は人事院勧告で毎年上がっていくようになっている。高成長時代はそれでもよかったが、不況で民間がダウンして官民格差が開いてきた。
竹原市長はそこを変えようとやってきたのだが、やり方が強引でマスコミを敵に回し批判された。ただ、竹原市長がやろうとしていることはその通りだと思う」
経済アナリストの森永卓郎も同調。
「まともなルートでやろうとすると、議会が絡む場合は話が進まないという現実がある。ある程度強引さがないと物事が変わらない」
来年1月に出直し市長選が行われるが、竹原前市長は「これを糧にして再出馬する」と強気の姿勢を崩していない。市議会のリコールも現在審査中という。竹原市民はどう判断するか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト