グチ聞いてあげて10分1000円―主婦がやってる「プチ稼ぎ」

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   青木源太アナの「情報誌早読みチェック」、きょう(2010年12月6日)はママ向けの「ファミリーWalker」最新号の特集「プチ稼ぎ」を取り上げた。ちょっとでも家計を助けるために、ママのお仕事のいくつかを紹介している。

   横浜市の主婦は、写真を撮ってFotoliaというサイトに送る。審査を通るとサイトにアップされ、広告・デザインなどに使われるのだという。単価は安いが、世界13か国で900万枚を販売しているサイトだ。月10万円を稼ぐ人もいるという。

   ジェルネイルをやってる西宮市の主婦は、ネイルサロンで講習を受けたあと独学。ママ友を対象に自宅でサロンを開いて、ネイルサロンの半額の料金で月2万円になる。

「妻が毎朝チューしてくれない」

   白眉は埼玉・草加市の主婦だ。なんと、「人のグチを聞いています」。電話でグチを聞くのが仕事になるらしい。グチは「イヌを飼うマナーが悪い」といったものから、家族への不満、仕事上の悩みまで千差万別。これを1回30分から40分聞く。これまでの最長は7時間だったそうだ。これは「聞き上手倶楽部」という組織で、HPからのアクセスを21名のスタッフに割り振る。指名もあって、この主婦は100人はいるといい、月収約10万円。

   ただし、スタッフになるには資格がいる。1日4~5時間の講義を計6回、さらに 採用試験に合格しないといけない。100人の応募者から合格は23人(前回)という狭き門だ。その聞き上手のワザを見せてもらうと…。

   男性「結婚当初は毎朝妻がチューをしてくれたが、全然してくれない」

   女性「主人は帰ってきても家事をなんにもしてくれない」

   これにこの主婦は、「それはさみしいですね」「そうですね」。相手の気持ちを受け止めることが何よりも大切なのだ。さらに、「たとえば」と聞き返す技術も必要とされる。

   料金は10分間で1000円。これにがぜんスタジオは盛り上がった。

   テリー伊藤「この人は心がないね。それがいい。 勝谷さん(コメンテーターのコラムニスト)みたいに熱く語られると、向こうが疲れる」

   青木「ポイントは、正論を言ってはいけない。あくまで聞き役」

   テリー「そうそう。高田純次さんみたいのがいい。かける方が楽だから」

   勝谷誠彦「10分1000円、1時間6000円だ。ボクらが(飲み屋の)おねえちゃんに話を聞いてもらいにいくのと一緒だ」

   加藤浩次キャスター「主婦もいる。それだけグチをきいてもらいたい人が多い」

   テリー「アドバイスされると疲れるから、自分と温度差がある人がいい」

   青木「自宅の電話でできますから、骨折している加藤さんでもできる」(爆笑)

   なんと現代人の孤独なこと。アメリカではなにかというと、精神科医の診断が当たり前。「なにやってんだ」と思っていたが、日本もとうとうそうなってきたか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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