映画、テレビに続いて、とうとう3D(3次元)がケータイに及んだ。NTTドコモとソフトバンクが売り出す新機種をスタジオでチェックした。
ドコモがきょう(2010年12月3日)発売したのは「LYNX 3D SH03C」。ワンセグなどがボタンひとつで3Dに変わる。また、3D写真も撮 れるが、撮影は1枚撮ってから少し横にずらしてもう1枚撮る。これで画面では立体に見えるというもの。メガネは要らない。実践した冨田憲子アナも「奥行きがある」
ソフトバンクは近く発売の「GALA PAGOS 003SH」。こちらは3D写真撮影のほか、3Dゲームに力を入れている。
街で聞いてみると、「映画でも3Dは疲れるので、あんまり欲しいとは思わない」「3Dはいらない」というのが多数派だが、実際に見せると「面白い」「あればいい」「グラフとか仕事で使えるんじゃないか」などと変わる。
ズラして2度撮影、メガネなし
では、スタジオの評判はどうか。キャスターの笠井信輔がドコモのケータイを構えて、「2度写しますからね」と画面を見せると、「撮ってからカメラを右へ移動させて」とある。そうして撮った2つの画像をカメラがアレンジして立体が見えるのだ。
「あ、奥行きがある」「なるほど」「目がちかちかする」
出演者たちの感想はまちまち。
つづいてソフトバンクのケータイでは海の底のイルカの動く映像が出て、これも立体に見える。「アー」「ほう」という反応だ。
司会の小倉智昭「3Dに否定的だったんですけど、東芝が作ったメガネのいらない3Dテレビというのを見たら驚いた。どこから見ても立体に見える」
笠井「メガネの部分が画面に貼付けてあると考えればいいのだそうです。まずはケータイから。この年末・年始は3Dを持っているとヒーローになれる」
3Dは「画像が2つ+専用メガネ」というのが常にネックになってきた。そのメガネがなくなれば大変な革命ということになる。でも、ケータイにまで3Dが必要なのかなあ。