海老蔵の女癖・酒癖…後援会員が慨嘆する「成田屋」困った血筋

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土下座騒ぎも1度や2度じゃない

   「梨園のプリンス」といわれていた海老蔵は、被害者でありながら、事件後に聞こえてくるのは「自業自得」という悪い評判ばかりだ。

   文春が力を入れた特集を組んでいる。タイトルは「海老蔵の『顔面粉砕』小誌が掴んだ『全真相』」。

   11月24日夜、「初春花形歌舞伎」の記者会見を体調不良でキャンセルした海老蔵は、六本木の老舗ゲイバーで、ジントニック3、4杯ひっかけ、暴行の舞台になった西麻布の雑居ビルへ移動し、3階のキャバクラ、6階のバー、11階の会員制バーへ行き、ここで旧知の元暴走族らと合流、朝4時過ぎ、再び6階のバーに戻ってくる。

   泥酔状態の海老蔵は、暴走族の兄貴分に「お前、もっと飲めるだろ」と挑発し、揚げ句に、手元にあった酒を頭から浴びせたのだ。

   それに怒った26歳、中南米出身の父親と日本人のハーフで、指定暴力団の下部組織にも出入りしている男に、蹴られ殴られ、這々の体で逃げ帰るのだ。あわてて110番して、夫の醜態を満天下に晒してしまった新妻の小林麻央に、身内から批判があるようだが、ここでは省く。

   元暴走族グループ関係者の海老蔵評が的を射ているようだ。

「海老蔵はスジの悪い相手にも、『オレの言うことが聞けないのか』という傲慢な態度を取る。当然、元暴走族グループからも睨まれていました。土下座事件のようなトラブルは一度や二度ではありません。そのたびに、表に出られない海老蔵に代わって、俺らが処理してきたんです」

   勉強嫌いで、子供の頃から万単位の小遣いを与えられてきた「梨園のプリンス」が、女癖、酒癖の悪い大人になったのは、名門「成田屋」の系譜かもしれないと、新潮で慨嘆するのは、成田屋の後援会会員だ。

「何しろ、初代團十郎は舞台上で殺されていますし、8代目は自殺している。また、成田屋は梨園の中でも特に暴力沙汰や女性問題が多い血筋。海老蔵が尊敬する祖父の11代目團十郎も、酒癖が悪く、手も出る人でした」

   酒や女、ワルとの付き合いも芸の肥やしにできるのか。海老蔵の正念場である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」で、編集長、代表取締役社長を務める
現在、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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