北朝鮮幹部ぶきみな予告「年明け前、京畿道に新たな砲撃」

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   北朝鮮軍の砲撃事件を受けて11月28日(2010年)から黄海で行われていた米韓合同軍事演習が1日、4日間の日程を終えた。次の焦点は北朝鮮が今後どんな挑発をいつ行うか。「朝ズバッ!」は朝鮮半島情勢に詳しい専門家の意見を交え取り上げた。

前線にミサイル展開中

   今回の合同軍事演習は、原子力空母が出動して米韓合わせて約8000人の兵士が参加、圧倒的な軍事力を北側に見せつけた演習だった。

   この間の金正日・正恩父子はどうしていたのか。朝鮮中央放送は11月29日に、日時は不明だが、2人そろって「国立交響楽団」のコンサートを観覧したことを伝えた。司会のみのもんたは「非常時ですよ?」と訝ったが、余裕があるところを見せたかったのかもしれない。

   その一方で、緊迫した北の様子も伝わってきている。28日付韓国聯合ニュースによると、「北朝鮮はミサイルを前線に展開中」という。また、ロシア・ウラジニュースは「ロシアにいる北朝鮮の労働者が続々と帰国している」と伝えた。再び北の挑発行為はあるのか。コリア国際研究所の朴斗鎮所長は次のように述べた。

「北朝鮮は相手が緊張しているときは攻撃してこない。言葉で攻めてくる。当面は韓国の世論分断工作に焦点が移ると考えられる。ただ、北は対話で物事を解決する余裕はない。北が持っている道具はミサイルと核しかないので、今後も挑発行動を続けるしかない」

   軍事ジャーナリストの恵谷治も「私が思うには、これから雪深くなるので、雪が解ける来春を待って、またぞろ核実験をやるのではないか」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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