またまた民主党議員の資質が問われる言動が発覚した。29日(2010年11月)の議会開設120周年記念式典で、民主党のベテラン議員が秋篠宮ご夫妻にヤジを飛ばしたというのである。「朝ズバッ!」が新聞各紙の注目記事を拾い読みする「おでかけ前の朝刊チェック」で取り上げた。
各紙とも報じているが、東京新聞によるとヤジの一件が明らかになったのは、式典に参加したみんなの党の桜内文城参院議員のブログ。それによると、29日の参院本会議場で開かれた式典で、秋篠宮ご夫妻が天皇・皇后両陛下のご入場をお待ちしている間、ずっと起立されていたのにイライラしたのか、「早く座れよ、こちらも座れないじゃないか」とヤジと飛ばしたという。ブログは、周囲にいた複数の議員がこの暴言を聞いていたようだという。
自民・公明両党は30日の国対委員長会談でこのヤジを取り上げ、「あってはならない発言で懲罰の対象になる」と衆議院運営委員会に調査を求める方針を決めた。
長時間立ちっぱなしじゃないのに
スタジオでは、司会のみのもんたが「不謹慎だよね」。呼応して元朝日新聞政治部記者の早野透がこう言う。
「ヤジというのは『オーイ』と相手に聞こえるようにやるんだけど、愚痴をこぼした程度なのか、その辺が分からない。でも、議員なんだからきちっとしてもらわないと」
政治記者歴20年の川戸恵子(日本選挙学会理事)は、多少ヤジを飛ばした民主党議員に同情的で、「ヤジかどうかというのはありますが、大変ですね。すぐブログに書かれてしまう世界。発言には気をつけないと」と話す。
ベテラン民主党議員の発言がヤジか暴言かはともかく、立ち眩みするほど長時間立っていたわけではないだろう。その程度の振る舞いが我慢できないなら、街頭での選挙運動などムリだから国会議員などやめた方がいい。