海老蔵サイド「事件の真相」ウヤムヤにしたい?

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   歌舞伎役者の市川海老蔵・(被)暴行事件では、異例なことに「犯人探し」がまったく盛り上がってない。むしろ被害者の行状が大いに注目を浴びている。

   京都での公演が中止と決まったが、それを聞いた付近の人は「自業自得や。己の立場を理解してない。コレ」と言って、鼻に拳の天狗鼻をつくった。

捜査一課はやる気満々

   芸能リポーター(番組呼称では芸能ジャーナリスト)の井上公造も、被害者に対して異例の辛口である。海老蔵は体調不良を理由に仕事の記者会見をキャンセルし、その夜から朝まで飲んでいて、被害にあった。井上ももしかしたら会見中止で予定が狂った一人かもしれないが、腹を立ててるのは報道陣だけではないんである。

   井上「興行をやる劇場側からすれば、『体調悪いのになんで飲みに行ったの。そんな時間まで飲んでたの』と言いたくなりますよ」

   父・団十郎が会見で、海老蔵が以前にも服がビリビリに破けた負け戦姿で帰ってきたことがあると明かしたが、それについて「普通は(服ビリ)はそこまでされることはありえない。団十郎さんの会見からも、彼が酒で失敗してきたことはうかがい知れる」と井上は言う。会見以外「からも」、彼の酒の失敗についていろいろ聞いてそうな、気になる口ぶりではあった。

   一方、あまり気にならない捜査のほうは、捜査一課まで乗り出す一大事に発展した。この点について、コラムニストの勝谷誠彦は「供述を二転三転させるなど、どうもコトを荒立てたくない海老蔵に対して、警察は『やるぞ』と。一課が出てきてるのも強い意志のあらわれ」と、元捜査関係者顔負けで解説していた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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