元韓国駐在武官はこう見た 「いつでも砲撃できるぞと」

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   世界を震撼させた北朝鮮の砲撃事件。今朝(2010年11月25日)のスパモニではその後の韓国・北朝鮮の情況をレポートしている。

   北朝鮮側からの発砲は約170発。この内80発前後が大延坪島の市街地に着弾し民家などを破壊・炎上させ島外から働きに来ていた民間人2名の死亡が確認されている。また、北朝鮮軍のミグ23戦闘機が現場空域に飛来したという情報もある。

「本気だぞと」

   今回の事件についての関係者のインタビューで元韓国駐在武官の広瀬清一は「用意周到に準備された計画。いつでも韓国を砲撃出来るぞとアピールしている」と解説。

   また、ゲストコメンテーターの小川和久(軍事評論家)も「砲撃レーダーというものがあり、発砲されるとすぐに探知できるシステムになっている。しかし、韓国はまさか北朝鮮が発砲してくるとは思っていなかったと思う。でも、今回の砲撃は意図的なもの。金正日の健康問題もあり、2012年までに後継体制をなんとか確立し、アメリカに認めさせたいという意図のもとに行われた軍事作戦。俺たちは本気だぞということを韓国やアメリカに示している」と分析している。

   メインコメンテーターの鳥越俊太郎(ジャーナリスト)は「韓国政府は背を向けていない。民間を守るためにはあらゆる手段を講じる用意をしていると思われる」と北朝鮮と韓国の更なるエスカレートを危惧した。

   11月28日からは米韓合同演習が始まり、米海軍の原子力空母・ジョージワシントンも参加。北朝鮮はこの合同演習にどう対応するのか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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