「難病」受刑者から届いた 「宅下げ」から分かった新事実

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   先週水曜日にとりあげた、所在がわからなくなった受刑者の続報が今朝(2010年11月24日)のスパモニで放送された。痴漢容疑で逮捕されたが、本人は冤罪を主張。最高裁まで争ったが上告は棄却され、懲役1年10か月の刑が確定して今年の10月19日に東京拘置所に収監された。

   受刑者は手がロウ人形のように手が白くなり、やがては指が動かなくなるという難病・全身強皮症を患っている。この病気は進行性のもので、さらに病状が進めば指が壊死を起こし落ちるという怖い難病なのだ。

「なぜ宅配便で」

   治療法は定期的に血管拡張剤を入れ指の動きを確保する必要がある。逮捕されたときはすでに病状が進行中で痴漢行為が出来る状態ではなかったという。「それにもかかわらず」警察・検察は逮捕・起訴した形だ、と番組は伝える。

   そこでスパモニではこの問題を取り上げ、弁護士と共に、収監されているはずの東京拘置所を訪れたがすでに本人の姿はなく、移送先も明かされなかった。ところが放送の翌日、本人から刑務所内で「宅下げ」と呼ばれる不要になった洋服や下着などが宅配便で送られてきた。そして、住所の欄には静岡刑務所内と書かれていた。急いで家族が静岡刑務所を訪問し面会。やはり病状が進み指先は変色し始め、目眩がしてまっすぐには歩けない状況になっていたという。

   コメンテーターの大谷昭宏(ジャーナリスト)は「本来ならば宅下げは面会人が持って帰るというもの。それを、あまりお金を持たない受刑者になぜ宅配便で送らせたのか。どうゆう経緯でそうなったのか」と宅配便による宅下げに疑問を投げかける。また、司会の赤江珠緒は「病状が進んでいるなら医療刑務所に移送すべきなのに、どうして一般刑務所である静岡刑務所に移送したのか」と刑務所の対応を批判した。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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