中国人が変える銀座 「家電の街」になる日

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   東京・銀座の真ん中に大型家電量販店が進出した。それもデパートの中にである。今回オープンしたのは、昨2009年経営破綻から中国資本の傘下に入った「ラオックス」で銀座松坂屋の中に新店舗をオープン。その狙いは海外からの外国人観光客で、例えば炊飯ジャーなどは国内では使えない240ボルトの海外向け仕様も販売。

   また、美容家電の売り場ではお試しコーナーを設置。この他、日本の工芸品や民芸品なども販売し、外国人観光客の集客を狙っている。

「かなりの集客が見込めるのでは」

   このため販売員の半分は女性としソフトムードを演出。英語や中国語に堪能な販売員も配置して受け入れ体制を整えている。今朝(2010年11月22日)のスパモニでは早速、その様子をレポート。メインコメンテーターの鳥越俊太郎(ジャーナリスト)は、

「これから海外からの観光客を増やしていこうとする日本にとって、銀座に新名所が出来たのはいいこと。銀座は海外でも人気が高く、かなりの集客が見込めるのでは」

と期待をかける。

   さらにゲストコメンテーターの森永卓郎(アナリスト)は

「いいところに目をつけた。これまで家電量販店のメッカと言えば新宿や池袋だったが、銀座のオープンで流れが変わる可能性がある。銀座は賃貸料が高いというイメージがあったが、海外から、とくに中国からの観光客は高級志向の人が多いので採算も取れるだろう」

と分析する。

   さて、観光立国を目指す日本にとって、今回誕生した銀座の新名所は吉と出るか、凶となるか。今後の動向が注目される。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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