柳田発言は「国会軽視ではない」 「苦しい胸の内話しただけ」

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   国会軽視の発言だと野党から追及されても「辞めない」と宣言していた柳田法相が、ついに辞任した。スパモニでは早速この問題を取り上げ、その背景を探った。

   問題となった発言は、柳田法相の広島市での法相就任祝の会での発言で「法務大臣はいいですよ。2つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』『法と証拠に基づいて適切にやっている』わからなかったらこれを言う」という発言であった。これに野党が猛反発。本日(2010年11月22日)午後にも問責決議案が提出される予定であった。

問責決議案可決の前に…

   これに対し菅首相は今朝8時から柳田法相、仙谷官房長官と3者会談。この席で法相の辞任が決まったものと思われる。三反園訓・テレビ朝日コメンテーターは「法相は辞めざるを得ない状況に追い込まれていた。しかし、問責決議案が可決されてからでは、次の問責決議の対象となっている馬淵大臣や仙谷官房長官へ影響が及ぶ。いつ辞めるかのタイミングを図っていたのだろう」と分析した。

   これに対してメインコメンテーターの鳥越俊太郎(ジャーナリスト)は

   「問題となった発言は国会軽視ではない。実際、法務省では具体的な案件を扱っており、話したくても話せないという情況にある。その苦しい胸の内を話したと思う。結局は政治主導と言いながらも、未だに官僚の縛りから抜け出せない民主党政権の現状を示している」と指摘した。

   ゲストコメンテーターの吉永みち子(作家)は「今回の失言問題でどれだけのものが失われたのか。政治家はそのことをきちんと考えて欲しい」と釘を刺す。

   管政権の自壊が止まらない。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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