尖閣問題やら止まらない閣僚の放言、暴言で忘れ去られた小沢一郎・元民主党代表をめぐる『政治とカネ』だが、久しぶりに小沢元代表が注目された。
『お出かけ前の朝刊チェック』で、司会のみの・もんたが「穏やかでないよ。この一言」と取り上げたのが、小沢元代表の「衆議院解散」発言。
「解散はいつあるか分からない」
産経新聞朝刊(2010年11月19日付)によると、18日あった若手議員の懇親会に出席した小沢元代表が「民主党の現状は厳しい。大変だ」との認識を示したうえで、次のような発言があった。
「解散はいつあるか分からない。常在戦場だ」と述べ、早期解散に言及。別の朝刊では「やぶれかぶれ解散をするのではないかと心配している」とも語ったという。
さらに産経新聞には、小沢元代表は若手議員に紹興酒とビールを注いで回り、終始上機嫌だったとか。
「このひと言を解説してもらいましょう」と、みの・もんたに指名された与良正男(毎日新聞論説副委員長)が次のように……
「追い込まれて解散するのはほとんどない。実際に、解散する力はないですから。それより、この記事で僕が注目するのは、民主党が厳しいという時に、小沢さんが上機嫌で酒を注いで回ったというところ。
今は、失言問題が相次いで(小沢元代表の)国会招致は忘れ去られ、恐らく臨時国会では忘れ去られちゃうのでしょうけど……この政権は全く責任は取らない、けじめはつけないですね」
菅内閣が苦境に立たされ追い詰められれば出番が来る、選挙になればそれもよし、と思い自然と怖い顔がほころぶのかも……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト