村上佳菜子GP初優勝「試合でたくない」と尻込みする不安心理

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   「また、すごい子がでてきましたね~」と司会の加藤浩次。14日(2010年11月)のフィギュアスケートGPシリーズで初優勝を飾り、ブレイク中の村上佳菜子選手のことである。

   かつて浅田真央が通い、村上が彼女に憧れて通ったという名古屋のスケート教室では、いま「佳菜子ちゃんみたいになりたいです」という生徒が続出中なんだ。

あとで思い出せない…

   スタジオ出演したアルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりは「人を惹きつける魅力があり、疲れてくる後半でも、全身を大きく使って表現できる」などと村上の強みを語る。

   課題は「精神的なもろさ、弱さ」。性格は「天然系」なのだが、試合前はすごく緊張してしまい、試合に出たくないなどと言い出すことがあるという。GP第1戦のNHK杯で滑る直前にも、コーチに不安な心境を訴えていたが、本人はそのとき自分がなにを言ったのかすら、あとで思い出せないほどだったという。

   もっとも、GPシリーズ優勝はそうした緊張感を克服した成果とも考えられ、「ひとつひとつ成長できているのでは」と伊藤は見ている。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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