「尖閣ビデオ」ネット流出―ここまできたか!週刊誌も素通りされる既存メディア不信

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エリカ抜き谷亮子「女が嫌いな女」1位

   ところで、文春が第7回「女が嫌いな女」を発表している。ここ3年は沢尻エリカが第1位の座を守り続けてきたが、今年は大異変が起きた。堂々、沢尻を押しのけて第1位に輝いたのは、昨年圏外だった谷亮子である。嫌いの理由は「切羽詰まった世の中を理解していない模様。この人に『国民』と言われたくない」(43・事務)

   沢尻は2位の座は死守したが、やはり圏外から大躍進して5位になったのは仕分けの女王・蓮舫。片山さつきも圏外から11位と健闘している。

   元警視庁警察官でジャーナリストの黒木昭雄氏がクルマの中で自殺した。権力批判をしていたから「事件性」があるのではないかという声も上がっていたが、週刊朝日で山口編集長が、部下の編集部員に残された遺書の字から自殺であったことは間違いないと書いている。

   自殺の理由は定かではないが、2008年に岩手県で起きた少女殺害事件を熱心に取材していて、警察が真犯人として指名手配している人間は間違いで、別に真犯人はいると追及していたが、岩手県警は取りあわず、そのことが資金的にも精神的にも黒木氏を追い詰めたのではないかと推測している。

   私も以前、このレポートを朝日で読んだが、頷けるところが多かったことを覚えている。心血を注いだ告発が一顧だにされない無念はいかばかりだったろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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