ワイドショーの雰囲気というものは、日によって、あるいはコメンテイターの顔ぶれによって、同じトピックでもまったく異ってくる。
尖閣諸島沖の衝突問題とビデオ流出問題をめぐっては、本日のコメンテイター・勝谷誠彦が金曜日のテリー伊藤のコメント(←リンク)をほぼなぞる展開となり、2人のラインが完成。「愛国」の勇ましいコメントが聞かれた。
「国家公務員法で(検挙を)やりゃあいいじゃないですか。ボクは彼/彼女をテッテー的に守りますよ!」
勝谷が突きだした指を振り回しながら叫んだ。政府が国益を損う判断をしたときに、職を賭し、人生を賭して、情報を公にした内部告発者は立派だからである。
一方、「犯人探し」ばかりしているマスコミはおかしいじゃないか。公開した映像を受けて、中国にどう出るかこそ議論すべきである。
「ほかの国に『そんな機密を流出する国なの』と思われる部分は…」
司会の加藤浩次がおそるおそる口を挟む。勝谷によれば「ほかの国では理解される。こういうことはヨソの国でもよくある」そうだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト