司会の小倉智昭が「もう眠くてしょうがない」と苦笑する。「素晴らしい日本シリーズでした」。2日連続の延長戦は、テレビの早朝番組の担当者にはきつい時間だったろう。
読売はジャイアンツ、阪神ならタイガース、「ロッテは?」と小倉が聞いた。中野美奈子アナは「千葉?」なんてとぼけたことをいう。笠井信輔キャスターが「マリーンズ」と答えたが、たしかにこの呼び名はあまり使われない。
記録ずくめ
凄まじい延長戦だった。第6戦が史上最長の5時間43分、 きのう(2010年11月7日)の第7戦が4時間56分、第4戦が4時間41分。日本シリーズの延長記録の1、2、5位だった。敗れた中日はまさに燃え尽きた感。
リーグ戦3位からの日本一 というのももちろん初めてだった。
小倉「ソフトバンクと西武がゲーム差なしの1位2位、ロッテは2.5ゲーム差で日ハムがほぼ並んでたんだから、どこが勝ってもおかしくない」
今江敏晃内野手の2度目のMVPというのも近年では珍しい。西村徳文監督の就任1年目の優勝というのは9人目だという。
6戦、7戦とフジテレビの中継だったから、これが大変だったらしい。笠井が「フジはプレイボーイから終わりまで完全中継しました」
小倉「プレイボール!」(笑い)
「日本シリーズはプレイボールから監督のインタビューまで、すべて放送しないといけないという決まりがある。そのため、ゴールデンタイム9時からの番組が午前零時10分からになった」
まあ、これも前代未聞だろうから、記録かもしれない。
小倉「中日ファンやロッテファンでなくても、結構見ちゃったという人も多かった」
夏野剛(元NTTドコモの執行役員)「あんなに緊迫したゲームは久しぶり」
小倉「バント、もうちょっとうまくやってくれよとか」
芸能デスクの前田忠明「最後はもうどっちでもいいやと」
もし中日が勝っていたら、第8戦まで戦うことになった。