マスコミがやらないから我々がやっている
機密情報にはアメリカ兵や現地協力者たちの名前も含まれる。生命を危うくする敵対行為だ、米軍の軍事作戦を妨げる脅威だと、ウィキリークスを批判する声も高まっている。米国のゲーツ国防長官は「モラルに反する犯罪行為にほかならない」と憤りを隠さない。
しかし、アサンジはサイトをやめるつもりはない。「国家権力は都合の悪いことをさらされると言いがかりをつけて貶めようとする。公表したことで傷ついたり殺された人が1人でもいますか。もしいたとしたらアメリカ軍は発表していますよ」と強調する。
米ジャーナリズム専門誌副代表のレム・ライダーはこう述べる。
「ウィキリークスは明確な政治的意図を持った人物が動かしている。伝える情報をどれくらい吟味しているかわからない。新しいタイプのジャーナリズムというより情報を入手するための仲介役だと考えている。一時的な現象に終わるのか、長期的に続くのか予測できない」
ウィキリークスの次なるターゲットは中国とロシアだそうだ。期待せざるを得ない。
アレマ
文
アレマ