アメリカ暮らしはゴルフ安いから
根岸氏の趣味は音楽。それもピアノを弾き、指揮者の経験もあり、自宅にカラオケセット。笠井がいきなりマイクを手渡してカラオケになった。さだまさしの「案山子」
これがまたすんなりと「元気でいるか 街には慣れたか」と歌い始めた。年に似合わずいい声だ。夫人は「しょっちゅう歌ってる」
小倉「東大じゃなくて芸大にいこうなんて考えたことありません?」
冗談のはずだったが、意外や「そんなこと言ったことあります。東大落ちたらと」
小倉「アメリカにずっといるのは、ゴルフのフィーが安いからとかじゃないですよね?」
根岸「それもあった。年間で4000円ですから(笑い)。しかし、日本に戻るのがうまくいかなかったのもある」
そこで持論。
「スポーツであれ何であれ、若い人は世界を舞台にしてほしい。イチロー、松井、宮里藍……いるでしょう。学問の世界はもっともっと」
小倉が「いま目標は?」
根岸「エージシュート」(笑い)
夫人「カラオケでデビューしたいと」(大笑い)
カラオケはこの日の打ち合わせで決まったらしい。エンディングで小倉が「打ち合わせでボクはばかなこと言うんじゃない。何考えてんだと言ったんだけど」と、舞台裏を明かしたが、しれっと歌っちゃった教授の方が役者が1枚も2枚も上だった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト