きのう(2010年10月26日)の日本列島は今季いちばんの寒さになった。北海道の旭川や函館で初雪、札幌の10月の初雪も6年ぶりだ。八甲田では、紅葉を見に来たはずの観光客が「雪見」になって、「寒い、寒い」。関東でも谷川岳が初冠雪となった。
近畿地方では、昨年より7日早い「木枯らし1号」が吹いたが、「木枯らし1号」とはこの時期に10分間平均風速8メートル以上の北寄りの冷たい風をいう。その「風速8メートル」を気象予報士の天達武史がやってみせた。フジテレビの前を「これぐらいです」と叫びながらバタバタと走るのだが遅い! 天達も「それほど強くはないが、冷たいので寒く感じる」という。
東京都内でも午後からぐんぐん気温が下がって、夕方5時には14度、深夜には12.9度になった。コンビニではおでんや肉まんなど温かいものが売れ、ラーメン屋は 大繁盛。街行く人もすっかり冬のファッションだ。
司会の小倉智昭が「天達はきのう東京でも木枯らし1号が吹くと予想していたが、吹かなかったので自分が風になっちゃった」と冷やかす。
天達は「基準は満たしているので、気象庁から発表があるかもしれません」という。昨夜のお台場は16メートルの風だった。
小倉はなおも「自分のメンツを考えてるでしょう」(笑い)
各地でこの冬一番の冷え込み
新宿駅東口には岸本哲也レポーターがいた。気温計は11度だ。歩いている人たちはみな厚手の服装で、手袋やマフラーもいる。喫煙所でタバコを吸う人もポケット片手など、肩をすくめて寒そう。
岸本「風が吹くとぐっと寒さを感じます。みなさん何を着ていこうかと迷ったと思います」
この朝の各地の最低気温は、仙台4.2度(前日よ-7.7度)、 東京10.4度(-8.2)、 名古屋8.5度(-8.6)、 大阪9.0度(-7.8)、 福岡11.1度(-4.4)。 軒並み急激な冷え込みだ。
ところが小倉は「この寒空に、あなたの日焼けした顔は違和感がある」なんていう。 岸本「チリ帰りなんです」(爆笑)
「あの人、遊んでると思われる」と小倉。
この冬の予想だが、天達は11月は気温が高く、12月に一気に冷え込み、1月は平年並みとみる。ラニーニャ現象の年特有の傾向を示すのではないか、「平成18年と同じ」との読みだ。この年は低気温で150人が亡くなっている。
小倉「夏の猛暑と変なところでバランスをとらないでほしい」