「何事もないかのように番組は始まりましたが」と司会の小倉智昭。「本番1分前にデーブがお茶をこぼしまして」 高木美保が一生懸命に拭いたらしい。
そんなこんなで始まったオープニングトーク。小倉が「新聞を見たら、パウルが死んじゃった」
それを中野美奈子アナが「タコの…」と受けちゃったので、小倉はずっこけ。
「あのねぇ」
受けを外した中野が「アーッ」と慌てたが後の祭り。
「ま、演出は考えないことにしましょう」
気を取り直して小倉「パウルと聞いて、タコのことだと思いました?」
笠井信輔キャスター「パウエルさんだと思ったり…」
小倉「ローマ法王だとか、宮崎駿だとか…。タコの写真がなかったらわからない」
むろん、ワールドカップでドイツ戦7試合と決勝戦の結果をピタリと予想したあの タコのパウル君のことだ。
マダコの寿命は3年前後
「記者がニヤニヤしながら書いていることが行間からわかる」と小倉が、日刊スポーツなどを読んでみせた。
「偶然に8試合を全的中させる確率は256分の1で、 『神懸かりタコ』と世界中から注目された」「一度は命の危機にもさらされた。準決勝でドイツの敗戦を予想したことで、『サメの水槽に入れてしまえ』『パエリアにして食べてしまおう』などと大バッシング」「火葬後は骨のないパウル君の遺灰を残すことも検討」などなど。
2008年1月26日、イギリス沖の大西洋で生まれたとされ、生後3か月でドイツに移住して水族館で育った。2歳9か月近い。マダコの寿命は3年前後というから、まあ天寿をまっとうしたというわけだ。
小倉「遺灰は骨壺じゃなくてタコツボに…」
どうやらこれが言いたかったらしい。
「しかし、いつ生まれたなんてわかるんですか? 食べればおいしいマダコですから、日本の考え方からいえば、いちばんの供養は食べてやることだと思うんですがね」(小倉)
デーブ・スペクターが「イギリス生まれだからイングランドびいきだった」といったが、これは蛇足。