民主党は昨年の衆院選マニフェストで、政治不信を解消するとして企業などからの政治献金禁止を掲げ自粛してきた。ところが、岡田幹事長が26日(2010年10月)の常任幹事会で、国や自治体との事業契約で1件1憶円未満の企業からの献金に限り受け入れることを提案、了承された。
マニフェストには「1件1億円以上の政治献金の禁止」とあり、1億円未満なら公約違反ではないと言いたげだが、「政治とカネ」を巡る小沢元代表の問題が依然くすぶっている最中の献金再開だ。「朝ズバッ!」ではコメンテーターから憤慨、批難が噴出した。
菅首相なんて言ってたっけ!?
まずは司会のみのもんた「民主党に少ししっかりしてもらわないと、と国民は思い始めていますよ。だって、今月1日の所信表明で菅さんはこんなことを言っているのですから」
で、VTRで所信表明を再現。その中で菅首相は次のように述べて見えを切った。
「金のかからないクリーンな政治の実現。これは国民の強い要望であります。民主党は企業・団体献金の禁止、国会議員定数の削減について党内で徹底的に議論をし、年内に方針を取りまとめたいと思います」
舌の根が乾かないうちに早くも「前言」を翻してしまった形だ。
みのが「ブレが激しすぎやしませんか。どんどん不信感が強まっちゃう」と言えば、早野透(桜美林大教授)も「まだ同じ10月ですからね~。ここは痩せ我慢しないと。菅さんは恥ずかしくて辞めなくちゃいけなくなる」とエスカレート。
若狭勝(元東京地検特捜部副部長)となどは「あいた口がふさがらないとはこのことを言うんでしょうね」
菅政権の辞書には矜持とかプライド、恥という文字はないらしい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト