18人の子どもを1日3人ずつ殺すと何日で全員殺せる? 約1か月前、小3の授業でそんな例題を出した教師が話題になった。以後、その手の「問題授業」が次々と明らかになっている。教師にはミステリーやサスペンスドラマの愛好者が多いのか、「殺人」を授業中のクイズや試験問題のモチーフにする者が少なくないようだ。
ズレてる教師への目配り
東京・杉並区では、小3の授業中に教師がクイズを出題。3姉妹の長女が自殺して葬式があったが、そこで次女は参列者の格好いい男性に目を付けた。彼と再会するには? 正解は「三女を殺す」
愛知の高校では、校長が暗殺され、ダイイングメッセージを手がかりに容疑者7人(全員、同僚教師の実名だった)から犯人を見つけるという試験問題が出された。
「高校のは百歩譲って冗談になるかもしれないが、小学校3年に――というのはどうなのか」と司会の加藤浩次。
それにしても、教師たちはなぜ「殺人」問題を出題するのか。教育評論家の尾木直樹は「教師の多忙化」を挙げる。忙しく、教師間のコミュニケーションが不足しているため、ズレてる教師への目配りができてないのでは、といった分析。ができてないのでは、といった分析。
一方、コメンテイターの勝谷誠彦は「殺人」教師が相次いで現れた原因は、「マスコミ」だと主張。「昔からこういの、あるんですよ。変な教師はいる。最近(報道が)増えてるのは、マスコミのデスクが似たようなの探してこいと言ってるから」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト