名古屋の日本ガイシアリーナで行われた今季グランプリ(GP)シリーズ(NHK杯)。今年3月の世界ジュニア選手権女王の村上佳菜子選手(15)が3位でシニアのデビュー戦を飾った。
司会のみのもんたが「いや、いや堂々の3位。立派」と褒めた。これで浅田真央のあとのエース決まりとなるのか。その村上の愛くるしい笑顔の跡を「朝ズバッ!」が追った。
『浅田』のネーム入り制服
村上が名古屋のスケートクラブに入ったのは小学校5年生のとき。姉のように慕う浅田と出会ったのもこの時だった。
浅田や伊藤みどりを育てた山田満知子コーチの指導で、週7日、多いときで1日6時間も氷の上で厳しい練習をする日々を過ごしたという。
急成長を遂げたのは昨季のジュニアGPシリーズのクロアチア大会、ポーランド大会、ファイナル、そして世界選手権で優勝した。
フィギュアコーチの佐野稔は「去年の伸びはものすごく、スピードが非常に乗ってきた。スピードを乗せてジャンプをするのは逆に難しいからこそ評価が高くなる」と、その急成長ぶりに驚いている。
今年4月、浅田の母校である愛知中京大中京高校に入学した。制服の裏には『浅田』の文字があり、譲り受けたのだという。
その先輩と注目の初対決―。ミスが目立った浅田を大きく引き離した。みのが「笑顔が可愛い。本当に光り輝いている」と顔をほころばせるが、4年後のソチ冬季五輪でもこの笑顔が見られるかもしれない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト