中国・反日大暴れ 大学の政府系学生会が動員?

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   中国で再び大規模な反日デモが起きている。17日(2010年10月)に始まった四川省・成都、陝西省・西安、河南省・鄭州のデモは、先の尖閣諸島漁船衝突事件では見られなかった大学生などの若者が中心という。18日には四川省・綿陽に飛び火した。

   成都では、若者らが「日本は尖閣諸島からでていけ」「日本を観光することを恥と思え」「日本を地球から消してしまえ」などと、過激な文言が書かれた横断幕を掲げて街の中心地を行進。綿陽では、暴徒化した若者が日系スーパーにビンを投げてカラスを割ったり、複数の日本料理店を襲撃して店内を破壊するなど、当局の規制が及ばない場面もでてきたという。

当局のコントロールが効かない

   尖閣諸島事件は収まりつつあったのになぜという疑念もわいてくる。中国外務省は「日本側の誤った言動に怒りを表すのは理解できるが、理性的に」と呼びかけている。一方、香港各紙は「各大学の政府系学生会が組織した」と報じており、官製デモの可能性も示唆している。

   中国情勢に詳しいフリージャーナリストの富坂聰が生出演。この疑問に次のように答えた。

「実は、尖閣諸島の際に学生デモが起きなかったのが奇跡なんですよ。いつも必ず学生デモから入るんです。全寮制なので動員をかけやすい。それがずっとなかった。ある種、新しいステージに入ったという感じがする。
ただし、官製デモの可能性は低いと思う。官製デモというより、当局のコントロールが効かなくなっていると考えたほうがいい」

   今月末にはハノイでひらかれるASEAN首脳会議で温家宝首相との首脳会談が予定されているし、11月13~14日には横浜でAPEC首脳会談があり、胡錦濤国家主席の出席も予想されている。それまでには中国側の対応もハッキリするだろう。

   司会のみのもんた「この間の温家宝首相との会談のように、中国語の通訳を連れて行かないなんてことはないように」とひと言皮肉。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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