小沢一郎氏を「起訴相当」と再議決した検察審査会を、週刊ポスト、サンデー毎日、週刊朝日が激しく批判している。なかに、11人の検審メンバーの平均年齢が30・9歳と低いのは、意図的にそうしたのではないかという批判もあった。それを受けて審査会事務局は12日に平均年齢の計算を間違えていたと33.91歳に訂正した。だが、さらに13日、議決日の時点で計算すると34.55歳になると再訂正して、検審メンバーの選定がいいかげんだとする疑惑を、さらに深めてしまった。
週刊誌の攻勢に怯んだのか、起訴されたら小沢は、離党だけではなく議員辞職せよ叫んでいた朝日新聞が、14日付の社説で、「議決の理由を見ると、結論に至る過程がわかりにくいものや、感情が先走り気味の記述もある。審査会には、権限の重さを踏まえた判断と説明責任が求められる。補助する弁護士や事務局の力量向上が必要だ。社会も『起訴イコール有罪』という見方を改める必要がある」と、検審万歳からやや距離を置く論調に変わった。
少なくとも、検審メンバーの記者会見ぐらいは開かなければ、密室での検察誘導による議決だと疑われても仕方ないのではないか。
衆議院予算委員会での仙谷由人官房長官の「柳腰外交」発言には笑ったが、大方の見る通り、菅政権は早くも末期症状を呈してきているようだ。
ライバル追い落とすための密告・リーク
さて、週刊文春の「AKB48秋元才加56歳オヤジと『自宅お泊まりデート』撮った!」が話題だ。グラビアと記事で、22歳の秋元才加(さやか)と広井王子氏との親密な夜を報じている。
秋元はフィリピン人の母親を持ち、身長166センチで目鼻立ちのハッキリした美人。今月から「笑っていいとも!」の月曜日のレギュラーになり、数いるAKB48のなかでも人気急上昇だそうだ。広井オヤジはゲームやアニメを手がけるマルチクリエーターで、AKB歌劇団では舞台演出をしている人物だというが、グラビアに写っている黒いジャンパーに三本線の入ったジャージ姿は、何とも冴えない。
少し前は、近くにある広井の高級マンションに秋元が出入りしていたが、最近は逆になったようだ。事務所関係者はこう話している。
「さやかは、お父さんが比較的高齢になって生まれたこともあって、ファザコン気質なんです。(中略)甘えん坊の彼女は、忙しくても恋愛してないとダメなタイプなんです」
しかし何もこんな年寄りと付き合わなくてもいいのにと思うのは、私の僻みだろう。
AKB48は「恋愛御法度」だそうだが、年頃の娘たちにそんなことをいっても守れるわけはない。先に、篠田麻里子と運営会社社長との仲が文春で報じられたが、外で付き合えないとなれば、手近でとなるのは芸能界の常識である。
さらに、他のグループのように、大スターをつくらない主義だそうだから、総選挙での順位争いは激しくなる一方であろう。したがって、今回の記事がそうか分からないが、相手を追い落とすための密告や週刊誌へのリークもあるのは間違いない。
しかし、文春が書いているように、他の週刊誌がAKB48のスキャンダルを報じないのは「ギョーカイの七不思議」である。フライデーにもAKB48スキャンダルは載らないし、朝日などはグラビアで連載を始め、すり寄っている。
こうしたグループが崩壊する切っ掛けは、恋愛沙汰や未成年の喫煙、飲酒スキャンダルと決まっている。これまでとは違うスターづくりのシステムだともて囃されるが、崩壊する日は案外近いかもしれない。
青木愛代議士「政策秘書と『無理心中』」
週刊新潮は、民主党代表選の最中、小沢一郎の政策秘書と青木愛代議士の「お泊まりデート」を報じた。その秘書が小沢のところを離れ、青木の政策秘書に移ったことは他誌でも報じられたが、今度は2人が北区十条駅前の居酒屋「庄や」で仲むつまじく飲んでいる姿を、これもグラビアと記事で報じている。
居酒屋だが、壁側の上座には秘書氏、青木代議士は彼からなにやらご指導を受けている様子だ。青木は独り身だが、彼には妻子がある。新潮も人が悪い。同じその夜に、彼の妻に事務所移籍についてインタビューしている。すると、「ああ、そうなんですか。本人たちに聞いてください。私からお話しすることはなにもありません」とにべもない。
青木の政治家としての生命は、小沢の後ろ盾を失ったことで終わったと書き、結びも新潮らしくゾッとさせる。
「一見、青木代議士は『略奪愛』を成就させたかに見えるが、とどのつまり、政治的には政策秘書と無理心中を図ったようなものだったのだ」
新潮はグラビアで、もう一人の民主党の美人代議士・早川久美子が、赤坂で会員制のワインバーをやっている姿を撮っている。そこでは彼女の政治評論がウリなのだそうだが、短いスカートから覗いている足の素敵なこと。代議士なんかやらしておくのはもったいない。こうしてみると、民主党も崩壊するのは時間の問題だと思わざるをえない。