「今年はサルだのクマだのすごいですね。クマが籠城しちゃったんです」
司会のみのもんたが言う。山にエサがないのか、クマが人里に出没して人にケガを負わせる事件が12日(2010年10月)には3件も発生、そのうちの1件はクマを福祉施設内に閉じ込めたものの、「朝ズバ!」が始まった13日早朝も依然として籠城中だった。
背後から襲われ大ケガ
朝日連峰と飯豊連峰のほぼ中間、山形県飯豊町では農家の夫婦がクマに襲われ大けが。立山連峰の麓、富山県魚津市でもリンゴ農家の男性2人がそれぞれ別のクマに襲われ大けがをした。
さらに霊峰・白山を望む福井県勝山市の福祉施設では、12日午前7時過ぎ、施設の外で車いすの準備をしていた女性看護師(56)が背後からクマに襲われ、胸や頭に全治3週間のけがをした。看護師はクマが施設内に入ったのでとっさに玄関のカギを締め、クマを閉じ込めた。
平日は約100人の高齢者でにぎわうデイケアの施設だが、まだ早朝で施設内に人はいなかった。併設している病院とは渡り廊下で繋がっているが、クマが病院内に侵入しないよう防火扉も閉めた。
こうして施設内にクマの好物である蜂密と酒粕を入れた檻を設置しクマを封じ込めたのだが、一昼夜たった13日早朝までにクマは檻にかからず、施設のどこにいるか分からないありさま。
みのは「冬眠の一歩手前、栄養をつける時期なのに山には食物がないんだろうな~」と、クマに同情……。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト