ジュリア・ロバーツ食べまくり瞑想三昧…そしてやっぱり恋

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2010年9月17日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2010年9月17日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

食べて、祈って、恋をして>ジャーナリストのリズは仕事やプライベートに充実した日々を送っていた。ところがあるとき、今の人生でいいのかという疑問を抱く。そして数か月前に出会ったバリ島の占い師の予言どおり、夫と別れ、イタリア、インド、バリ島へ自分探しの一人旅に出る。

イタリア、インド、バリ島に自分探しの一人旅

   ジュリア・ロバーツ、大きなお口と長い手足でやりたい放題! そんな彼女の強い存在感が溢れだす映画である。映画「プリティ・ウーマン」の頃と変わらないセクシーな彼女も健在。

   リズは最初のテーマ「食べる」のためにイタリアヘ出かける。自慢の大きなお口をつかって、パスタやピザを実に美味しそうに食べる食べる…。このシーンのためにジュリア・ロバーツをキャスティングしたのというくらい食べまくる。そしてそれがとても幸せそうで、「食べること」は魅力的で人生を豊かなものにするのだと教えさせられる。

   次のテーマ「祈り」のために向かったのはインド。しかし、瞑想にふけることは結構むずかしく、途中で居眠りする始末。そもそも、この時間は彼女にとって本当に必要だったのかと疑問に思うが、人生を教えてくれる人たちとの出会いは、少しホロリとさせられる。

   最後に行った国、インドネシア・バリ島。ようやく最後のテーマ「恋」をする彼女。お相手はバビエル・バルデム。いかにも遊んでいそうな、ダンディな風貌だが、『恋するバルセロナ』の時とはうってかわり、今回の作品では、子供たちをこよなく愛する心優しきバツイチ男性を見事に演じている。

   リズが時折見せる、自身の過去を回想するシーンは必見。元夫や旅の前に別れた恋人が、ふとしたきっかけで彼女の前にリアルな姿で現れる。その度に「あの頃はあの頃で本当に幸せだった」と感じるのは、どの女性も一度は経験したことがあるようなことなのだろう。

   残念だったのは、話にこれといった盛り上がりはないのに、ちょっと長すぎて途中で少々退屈してしまうこと。ただ、とにかくリズのように、なにもかも捨てて自分探しの旅に出たいという方がいたら、まずは見ておきたい1本ではある。

               

PEKO

おススメ度☆☆

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