いま永田町でファッション誌「VOGUE NIPPON」11月号が問題になっている。白いファッションで身をかためた蓮舫行政刷新担当相の写真が載っているのだが、その撮影場所が国会議事堂の中だったからだ。
「ファッションモデルに転向したらいいんじゃないですか」
「みんなの党」代表の渡辺喜美氏は笑う。小泉進次郎議員は「やりたいと思ったからやったんじゃないですか」と、何だか意味不明。
議事堂の中で写真を撮ることは、許可さえあれば可能。大臣がファッションに身を固めてもどうってことはない。なにが問題かというと、蓮舫が着ていたブランドの衣装の値段が、グラビアのスミに出ていたこと。ジャケット55万200円、スカート38万6400円、ブーツ11万1300円とある。
蓮舫は撮影許可を「議員の政治活動に関する活動」と届け出ていたが、「営利を目的とするもの」に該当するのではないかというわけだ。これだと撮影許可は出ない。結局、蓮舫は西岡参院議長から口頭で注意を受けた。
ブランド名と値段出て問題視
笠井信輔アナ「写真に続く本文は、蓮舫さんの議会活動についてのインタビューなので全然問題はない。ところが、ブランド名と値段が出たので宣伝モデルになったとみなされた」
司会の小倉智昭「彼女の本業はタレントさんでしょう」
笠井「それはいいんですが、院内で撮影したので商売になったのだと」
小倉「外で撮ればよかったんだ」
笠井「そうです」
「そうなるとちょっと問題かな」とたちまち日和る小倉。
笠井「(蓮舫さんは)営利とかの認識がなかったかも」
小倉「金額が出るとかご存知なかったかもね」
なんだなんだ、もう一歩踏み込めよ。営利目的だと何でいけないんだと。国会議事堂 の建物はほかにはないものをもっている。わずかな原稿料が営利かな。パーティーだなんだと、国会の外ではやりたい放題の 「営利」を尽くしてるじゃないか。