来年7月の地デジ完全移行 まで300日を切った。5月の地デジ普及率は83.8%と出ているのだが、まだ動こうとしない人たちはどうするつもりなのか。街で聞いてみると、経済的に対応できないというのが多く、なかには「大家さんがしてくれないから」なんてのもある。
「では、いつごろ買い換える予定か」と聞くと、「ギリギリ」「来年7月」というのが圧倒的。買い控えの理由として、「アナログが延長して続くんじゃないか」「テレビの値下がり期待。20型が2万円切ったら」があがった。アナログ延長はなさそうだが、テレビの値下がりはありそう。でも、アンテナ工事が間に合わないということも起こりそうだ。
テレビは替えたのだが、アンテナにするかケーブルにするかが決まらないというのも結構ある。アンテナ工事3万円か、ケーブルの月額3~4000円(他に初期費用もかかる)か。どっちが得か悩んでいるという。
総務相の地デジコールセンターには、1日に5000件の問い合わせがあるが、このところ多いのは集合住宅関係。集合住宅のアンテナ工事は25~30万円になるが、住民全体の合意がないと動けない。賃貸だと家賃への転嫁が可能かどうか、家主は検討に時間がかかる。
前田忠明、佐々木秀実も「買い換えてない」
それでもギリギリまで動こうとしない人たちがいる。これを「待ちデジ」というのだそうだ。もうちょっと待ったらいいことがあるんじゃないかというヤツ。
司会の小倉智昭は「1日でも早く地デジにした方がテレビ生活は楽しくなると思うんだけど」なんて言っていたが、それにかかる費用が出せないんですよ、みんな。
レポーターの立川談笑によると、「待ちデジ」の理由は①まだ時間に余裕がある②お金がない③面倒くさいで、「いつまで待ちか」については①ギリギリまで②まだ未定③今年12月。12月はボーナスがでるからだが、専門家も12月あたりがベストという。
アンテナ工事も大変だ。立川は「現在でも1か月待ち。来年に入ると2から3か月待ちになる。ギリギリだと間に合わないかも」
小倉「集合住宅でまだアナログという方はいますか」
前田忠明が手を挙げた。「アナログはいいですよ」(大笑い)
シャンソン歌手の佐々木秀実が「ちょうどテレビが壊れちゃって、これで地デジに買い替えようかと」 というと、すかさず小倉が「アナログだと佐々木さんは女に見えるけど、地デジだと男に見える」(爆笑)