「犯人は近くにいる」大谷昭宏(ジャーナリスト)が指摘「高校生刺殺『3つの線』」

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   神戸市の新興住宅街で忌まわしい殺人事件が起きた。高校2年の男子生徒(16)が首の静脈を切られて失血死したのである。午後10時50分ごろ、交際相手の中学3年の女子生徒(15)と自販機のかたわらで話しているところを狙われたらしい。

   男子生徒は「逃げろ」と叫んで女子生徒を逃がしたあと自宅方向に走ったが、追いかけてきた犯人に何か所も刺された。女子生徒によると、「道路の向かい側に座っていた小太りの男が襲ってきた」。身長160~170センチ、20~30代、ジャージ姿で、面識はないとのこと。犯人は逃走中だ。

目撃情報がカギ

   男子生徒のものと見られるブログには「、彼女が幸せって言うた。うれしかった。オレもめっちゃ幸せや」「寒かったから、ぎゅーしまくった」とあったそうだ。

   井口正人リポーターの取材では、自販機周辺はバイクでやってくる連中のたまり場になっていて、付近の住民から不快とする声が出ていたらしい。

   コメンテータ-の鳥越俊太郎(ジャーナリスト)が「不条理な、よくわからない事件にしか見えない」と言うと、警察取材が長い大谷昭宏(ジャーナリスト)はこう話した。

「一見、むずかしそうな事件に見えるけど、解決は早そうな気がする。通り魔的要素があるのか、怨恨があるのか、ブログに関心を持つ人間なのか、この3つの線を地道にたどっていけば近いところにいるはず。いきなりナイフで襲いかかる犯人が、夜中に電車に乗って遠いところからやって来ることは考えられない」

   井口が「これからは目撃情報が大事。お気づきの点があったら警察にお知らせいただきたいと思います」と締めくくった。

   大谷の見込みが当たるように兵庫県警は力を見せてほしい。 

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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