きょう10月1日(2010年)は中国の国慶節、建国記念日だ。全土が7日 まで大型連休になる。今年の4月から6月 までの来日中国人観光客の消費額は約503億円。1か月平均約107億円で、今月はさらに「熱烈歓迎」と期待していたが……
ここで謎解きのWコロン登場。「観光客」とかけて「時代劇のはきもの」と解きます。そのこころは、「やっぱりタビが欠かせません」
しかし、9月の尖閣諸島での体当たり船長逮捕から話が大きく変わってしまっ た。9月17日には中国の大手食品会社の1万人の社員旅行がキャンセルになった。これを皮切りに、高校生の訪中中止、レアアース禁輸と続いたのだが、きのうフジタの社員3人が解放されたため、「スパモニ」が旅行を中止した中国の食品会社に聞いてみたのだが、キャンセルは変わらずとのことだった。
収入半減の可能性
航空会社のキャンセルはJAL1000人、ANA2000人。ホテルのキャンセルも浜松市で500件以上、富士河口湖町で2000件など影響も半端ではない。
ゴールデンコースというのがあって、成田から東京の浅草、アキバなどを巡って富士山、そこから京都、大阪を経て、関西空港から帰国というのが人気なのだそうだが、この間にもの凄い買い物をしていく。これがもろに影響 を受けているわけだ。
山口一臣(「週刊朝日」編集長)「朝から銀座にバスが止まってますよ」
大谷昭宏(ジャーナリスト)「逆に大阪は、大阪に来るまでにそんなにお金使っちゃうなよと…」(笑い)
山口「買い忘れたものを買うかもしれない」
北京市の観光当局は依然として「訪日旅行の募集や広告の自粛を指導している」のは変わらないらしく、国慶節休暇をあてこんだ観光業者の収入は半減するかもしれないとの予測もある。
木場弘子アナ「観光庁も業者も期待してたし、痛いでしょうね。ちょっと怖いですよね、 この先」
相互依存が進めば進むほど、政治体制が異なることによるリスクは大きくなる。それが現実のものになったということだ。
ここでまたWコロンが登場。今度は「熱烈歓迎」とかけて。「整いました」「洋服をプレゼントした人の気持ちと解きます」「そのこころは」「ぜひキテほしい」