違法行為を認めた始末書もあるぞ!
テリー伊藤は「3人が帰国した段階で記者会見すべきだと思う。ただ、3人の発言によっては、逆に拘束されている社員の釈放がさらに難くなる状況をつくってしまう難しい問題が残る」と言う。テリーはそんな心配をしながらも、「誤って軍管区域に入ったのか、そうではなかったかぐらいは(記者会見で)言ってほしい」
一番聞きたいところだが、この事実関係を明らかにするのは難しい。故意に侵入したなら何の目的でとなるし、誤って侵入さったとしても、中国側はそうは言ってほしくない。人質もとられ、違法行為を認め始末書を書いた後ではさらにしゃべれないだろう。
それやこれやで目につくのは、やりたいことをマイペースで進める中国側に比べ、日本政府対応の稚拙さだ。
30日の衆院予算委員会で行われた集中審議でも、まともに答えられない菅首相に代わって再三にわたり仙谷官房長官が答弁し、ひんしゅくをかった。予算委員長が菅首相の肩書を『官房長官』と間違えるオマケまでついた。さもありなん。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト